日々のご飯やオヤツで鶏肉を食べている犬は多いでしょう。でも、鶏肉は部位によって栄養が異なるうえ、調理することによって量も大きく変わります。愛犬においしく、そして健康的に鶏肉を食べてもらう為の豆知識を紹介します。
鶏肉が人気なのは、「入手し易い」「値段が安い」といった理由が多いかと思います。確かに鶏肉は牛・豚と比べて肉の間に脂肪が少ない為、低脂肪で高たんぱくです。太り易いワンちゃんにも安心なたんぱく質源ですね。
「必須アミノ酸」のバランスも良い為、健康な体や被毛の維持にも有用ですし、消化性や嗜好性が高いのも魅力的です。ただし、与える量を誤ると肥満や食欲不振、肝臓病や膵臓病などの原因となることもあるので注意が必要です。
ここで、鶏肉の部位の違いを紹介しますね。同じ鶏肉でも部位によって特徴が異なります。愛犬に合った部位を探しましょう。
皮
- 脂肪が多く味も濃厚で旨味が強い
- 植物性脂肪に性質が似ていて、被毛の健康に良い
- 皮の下の黄色い脂肪は中性脂肪でカロリーが増えるだけなので、取り除くこと
ムネ肉
- 胸の部位で柔らかく脂肪が少ない
- 皮付きは皮下脂肪が付いているので、脂肪含有量が多くなる
- リジンやロイシンが豊富で筋肉強化や肝機能サポートに役立つ
ササミ
- ムネ肉の一部で肋骨に沿っている部分
- 最も高タンパクで低脂肪な白身肉
- 肉質が柔らかく、消化性にも優れている為、トッピングやオヤツに向いている
肝臓(レバー)
- 粘膜や骨の健康に重要なビタミンAが多く含まれている
- 嗜好性が高いけど、カロリー過剰になりやすいので、与え過ぎに注意が必要
モモ肉
- 筋肉質でやや固めだが、旨味とコクがある
- 皮が付いていなくても、ムネ肉やササミと比べると脂肪が多い
- 換毛期の栄養補助等に良い、鉄分や亜鉛を多く含む
鶏肉のトッピングが合うドッグフード
我が家では手作り食を作る時は鶏肉を良く使います。完全手作りは滅多にできませんが、ドッグフードのトッピングとして付け足すことが多いです。
ドッグフードはモグワンドッグフードを与えていますが、これは元々手作り食のレシピを参考に開発されたフードで、トッピングに合うと評判です。