犬の迎え入れから社会化期の接し方

母犬が子犬に離乳を促すのはおおよそ7週齢頃からなので、新たな環境に移るのは8週齢頃からが望ましいと言われています。この時期は脳が活性化し、多くの情報を受け入れられるようになる社会化期となりますが、犬は離乳の時期と社会化期がほぼ同時であり、非常にすばらしい動物と言えます。

社会化期は16週齢頃までとされているので、この時期に社会化を始めれば順調に社会性が身に付くでしょう。でも、散歩に出かけるのは子犬期のワクチン接種が終わってからが良いでしょう。

犬の社会化期は同時に恐怖期にもあたります。人間で言う人見知りの様な状況です。様々な事に怯えてしまうので、車で迎えに行った際には激しく揺れたりしないように注意が必要ですし、イタズラを叱る際に極度に恐怖を与えてしまうと、長期間引きずってしまうことがありますので気をつけましょう。

5月齢頃からは反抗期が始まります。駄目だとわかっていてもわざとやったり、できることでもやらない時期です。しつけの際はあせらずに、犬のやる気を起こさせるように工夫しながらのトレーニングを心掛けたいですね。

家で一緒に生活していくとなると、いろいろなルールを覚えさせる必要があります。変化に強くなく、神経質な犬は特にそうです。

首や足を触られるのが嫌な犬にはご褒美を与えながら触る習慣を付けた方がいいですし、散歩から帰ってきて足を拭く際には拭く順番等も決めておくと犬は安心します。

人と犬は親子のような関係です。見つめあうことで人の親子と同様にオキシトシンが分泌されると言われています。人と犬との上下関係が重視されることがありますが、犬は人を服従させようとしたり、上に立とうという優位性はとりません。一緒の家族としてよりよい関係を築いていけるよう頑張りましょう。

犬界で人気の鶏肉のあげかた

日々のご飯やオヤツで鶏肉を食べている犬は多いでしょう。でも、鶏肉は部位によって栄養が異なるうえ、調理することによって量も大きく変わります。愛犬においしく、そして健康的に鶏肉を食べてもらう為の豆知識を紹介します。

鶏肉が人気なのは、「入手し易い」「値段が安い」といった理由が多いかと思います。確かに鶏肉は牛・豚と比べて肉の間に脂肪が少ない為、低脂肪で高たんぱくです。太り易いワンちゃんにも安心なたんぱく質源ですね。

「必須アミノ酸」のバランスも良い為、健康な体や被毛の維持にも有用ですし、消化性や嗜好性が高いのも魅力的です。ただし、与える量を誤ると肥満や食欲不振、肝臓病や膵臓病などの原因となることもあるので注意が必要です。

ここで、鶏肉の部位の違いを紹介しますね。同じ鶏肉でも部位によって特徴が異なります。愛犬に合った部位を探しましょう。

  • 脂肪が多く味も濃厚で旨味が強い
  • 植物性脂肪に性質が似ていて、被毛の健康に良い
  • 皮の下の黄色い脂肪は中性脂肪でカロリーが増えるだけなので、取り除くこと

ムネ肉

  • 胸の部位で柔らかく脂肪が少ない
  • 皮付きは皮下脂肪が付いているので、脂肪含有量が多くなる
  • リジンやロイシンが豊富で筋肉強化や肝機能サポートに役立つ

ササミ

  • ムネ肉の一部で肋骨に沿っている部分
  • 最も高タンパクで低脂肪な白身肉
  • 肉質が柔らかく、消化性にも優れている為、トッピングやオヤツに向いている

肝臓(レバー)

  • 粘膜や骨の健康に重要なビタミンAが多く含まれている
  • 嗜好性が高いけど、カロリー過剰になりやすいので、与え過ぎに注意が必要

モモ肉

  • 筋肉質でやや固めだが、旨味とコクがある
  • 皮が付いていなくても、ムネ肉やササミと比べると脂肪が多い
  • 換毛期の栄養補助等に良い、鉄分や亜鉛を多く含む

鶏肉のトッピングが合うドッグフード

我が家では手作り食を作る時は鶏肉を良く使います。完全手作りは滅多にできませんが、ドッグフードのトッピングとして付け足すことが多いです。

ドッグフードはモグワンドッグフードを与えていますが、これは元々手作り食のレシピを参考に開発されたフードで、トッピングに合うと評判です。こちらの口コミでもドッグフード+トッピングで良く利用されているようですね。

 

 

犬の問題行動

愛犬に問題行動が見られた場合、どのようにすればよいのでしょうか?

問題行動といっても人間と犬それぞれにキャパシティがあってどちらかがそれを超えると問題行動と言う認識になり、お互いストレスを抱えてしまうことになります。

問題行動の治療にあたっては、「問題行動がおこらずにすむような生活や関係性にする」ということを目標にすると良いです。問題行動がまったくなくなったり、犬の性格が変わることは無いので、お互いにある程度の妥協が必要でもあります。

問題行動が起きている場合、犬も人もストレスを感じているので、犬や家庭に適した工夫をしながらストレスを緩和していくという意識が非常に大切です。

先程も記述した犬のキャパシティはそれぞれです。散歩中にバイクとすれ違うだけで飛び跳ねてしまうのは交通量が多い道が苦手なわけで、それが平気な犬もいます。犬それぞれに苦手なことや嫌なことがあり、その犬のキャパシティを超えてしまうと問題行動として現れてしまいます。

犬のキャパシティはその犬に元々備わっているもので、1歳を超えてからは広げるのはなかなか難しいですが、背景にあるストレスや苦手な部分を小さくしてあげることで、キャパシティからはみださないようになります。

基本的な流れとしては、下記の単純な流れですので反復練習が大切です。
①犬の苦手なことを知る
②練習
③できた!(できなければ②に戻る)

犬の苦手な事、例えば怖がっている目安は「震える」「耳が外側を向いている」「体に力が入っている」「ある対象物をずっと目で追っている」などがあります。このような状態の時は無理強いせず、何を怖がっているのかを見極めるようにしましょう。

苦手なことが分かったら、練習に入ります。この際は嫌な事に対して「刺激の強さ」「数」「時間」を調節して刺激が少ない状況から徐々に慣れさせて行くように練習しましょう。そうでないと、犬にとって恐怖体験をただ繰り返してしまうだけになってしまいます。

犬が辛い思いをしなくて済むように少しずつ工夫しながら行えば、きっと改善されていくことでしょう。

犬の成長

犬の成長の変化がギッシリ詰まった新生子期から移行期、そして社会化期について紹介します。

犬は母犬やきょうだい犬と過ごしながら社会行動を学びますが、そこにさらに人が関わることでより良い家庭犬に育ちます。

新生子期(0~2週齢)

生まれてすぐに母犬のおっぱいのところへはいずって行きます。
母犬に完全に頼りきっているので、離れると鳴きます。
首を支えて持ち上げると最初は縮こまりますが、3日後くらいから伸びます。

嗅覚と触覚はすでに発達しているので、においと温度を感じることができます。
8日で前足、10日で後ろ足がしっかりし、12日には乳歯が生え始めます。

移行期(2~3週齢)

前足と後足で少しだけ立てるようになりますが、関節はフニャフニャしています。
自力で排泄できないので、母犬が陰部を舐めることにより排泄をうながします。

14~18日頃から聴覚が発達してきます。10~16日頃には目が開きますが、
視覚はまだ機能していません。骨はばらばらの状態ですが、エストロゲンの働きで
徐々に隙間が埋まっていきます。

社会化期(3週齢~)

24日頃から自力で排泄できるようになり、その時期から母犬や兄弟犬とじゃれ始めます。
28日頃から「ウーッ」と唸ったり、「ワン」と吠えはじめます。
40日頃になると排泄時にしゃがんだ姿勢をとれるようになります。

体の成長は犬種によって変わり、個体差もあります。
5週齢半頃であれば、どの犬種でも自力で排泄できるようになります。
40日頃になると消化機能が発達するので、離乳食を食べ始めます。

犬に「氏より育ち」は当てはまるのか?

「氏より育ち」という言葉がありますが、これは生まれついた家柄よりも、育つ環境や教育の方が大切ということの例えです。
これは犬にも当てはまるでしょうか?

犬の父母から子への遺伝は明らかになっていないことも多いですが、ネズミを用いた研究においては氏も育ちも影響することがわかってきました。
例えば、おおらかな母のネズミから産まれた子ネズミは、そのまま育てられれば同様な性格になりますが、ちょっと神経質なネズミに育てられると、性格が少し変わってしまいます。

犬の場合においても同じような影響があるとすると、氏も育ちも大切であると言えます。

犬の父母が攻撃性がある場合、子犬に遺伝する可能性が高いと言われています。
その為、ブリーダーの責任は重大とも言えますし、犬を迎え入れる方においては可能であれば父母犬の性格や飼育環境が把握できると安心です。

特に性格については子育てをするのが母犬なので、母犬の影響を受けやすいです。

しかし、遺伝的な要素としては父犬の影響も大きいです。
母犬は出産回数に限りがありますが、父犬は交配のみで子犬を増やせます。
昔、スプリンガー種の犬に「激怒症候群」という病気が急増しましたが、
これは1頭のオスから広まったと言われています。

父母犬の攻撃特性は子犬に遺伝してしまう可能性が高いといわれているので、ブリーダーはより良い犬を後世に残すべく、
日々交配の組合せを必死に考えています。

家庭犬として幸せに暮らしていくためには、「氏も育ちも大切」ということになるでしょう。

犬の一生

生まれてすぐは手のひらに乗るほど小さい仔犬は本当にかわいいですね。

でも、あどけないくかわいい時期はあっという間に駆け抜けてしまい、体はすぐに大きく成長して成犬になります。

年齢を重ねると徐々に落ち着きのある行動になり、やがて貫録が備わっていき、いつの間にか飼い主の年齢を追い越して行ってしまいます。

犬の長い生涯において最も大きな変化は、この生まれてわずか数カ月の間に集約されています。

その小さな犬の体の中では一体何が起きているのでしょうか?

飼い主は犬を擬人化し、人の行動と比べてしまいがちですが、人とはまったく異なる動物種であることを認識し、理解を深めることによってより良い関係が構築できるようになります。

今では動物行動学の研究が発展し、成長過程や様々な行動の理由が解明されてきました。

犬と人との関係も科学的に明らかになってきました。

犬は犬種によっても様々な特性があります。

例えば攻撃性や病気は受け継がれると言われています。

見た目がかわいいというだけではなく、いろいろな特性を知ってから犬を飼うことによって、より良い犬との楽しい生活を営んでいくことができると思います。